
自然派やクリーンビューティーの人気が高まる中で、
「○○%自然由来」「植物由来成分配合」など、
成分の“由来”を重視するブランドが増えています。
しかし、どこまでを「自然」と呼べるのか―
―その基準は国や企業によって異なり、曖昧になりがちです。
その不明確さを解消するために、
国際的に定められたのが「自然指数」と「自然由来指数」です。
今回はこの指数について解説していきます。
自然指数・自然由来指数とは
「自然指数」と「自然由来指数」は、
化粧品の中にどれだけ天然由来成分が使われているかを数値で示す指標です。
どちらも国際標準化機構(ISO)のガイドライン
「ISO 16128」に基づいて算出されます。

たとえば、「自然由来指数90%」と表示されていれば、
製品全体のうち90%が自然由来の原料で構成されているという意味になります。
どんな原料が“自然由来”?

自然由来成分と一口に言っても、その範囲は広く、
以下のように分類されます。
・自然原料:植物油、ハーブエキス、精油など、化学変化を加えていない素材
・自然由来原料:植物や鉱物などを化学的に加工して得られる成分
(例:グリセリン、ココイルグルタミン酸Naなど)
・合成原料:石油由来など、人為的に合成された成分
ISO 16128では、原料ごとに「自然指数」または「自然由来指数」を設定しています。
なぜこの指標が重要なのか

ナチュラルコスメ市場が拡大する一方で、
「自然派」「オーガニック」などの言葉だけでは
科学的な根拠が示しにくいという課題がありました。
そのため、自然指数・自然由来指数は、
製品の“ナチュラル度”を数値で示す透明性の高い指標として
注目されています。
■自然指数・自然由来指数を表記するメリット
・ ブランドの信頼性向上
ISO 16128に基づく数値を明示することで、
「本当に自然由来なのか?」という消費者の疑問に応えられるようになります。
・ 差別化できるマーケティング訴求
「自然由来指数90%以上」などの具体的な数値は、
ナチュラル志向ブランドのブランディング・広告表現において
大きな強みになります。
・海外市場でも通用するグローバル基準
欧州やアジアでは、ISO 16128の基準に準拠した
ナチュラルコスメが主流になりつつあります。
OEM開発の段階で指数を設計しておくことで、
将来的な海外展開にも対応しやすくなります。
注意点と正しい使い方

「自然由来=安全」という意味ではないことを
正しく伝えることも大切です。
また、指数を表示する際は、以下の点に注意しましょう。
・ISO 16128に基づく算出であることを明記する
・自社で数値を計算できない場合は、OEMメーカーや原料メーカーへ確認する
・誤解を招くような“自然派風”の表現は避ける
まとめ
自然指数・自然由来指数は、“見た目やイメージ”ではなく、
成分の由来を科学的に示すための国際的な共通言語です。
当社では、製品コンセプトやターゲットに合わせて、
「自然指数90%以上」「自然由来指数90%以上」
などISO 16128に基づいた処方設計のご提案も可能です。
▶ ナチュラル志向の新ブランドを立ち上げたい
▶ 海外市場を見据えてISO対応の製品を開発したい
▶ 自然派処方に切り替えたい
このようなご相談もお気軽にお問い合わせください。
貴社ブランドの「ナチュラル」への想いを、
数字で信頼へと変えていきましょう。

