化粧品容器選びで失敗しないために!デザインだけに頼らない、正しい選び方の基本

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2025.07.18

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デザインだけで選ぶのは危険!容器選びは慎重に

化粧品開発において、中身をどういったものにするかは非常に重要ですが、
それと同じくらい容器選びも重要です。

化粧品の顔ともいえる容器は、
デザインや形でブランドのコンセプトを表現し、売り場でも目を引くと、
ついつい手に取ってしまいたくなりますよね。

たくさんの種類の中から容器を選ぶ時間は、製品開発の中でも楽しい瞬間です。

しかし、デザインや形など見た目だけで選んでしまうと、思わぬトラブルが発生し、
クレームや回収に繋がることもあります。

今回は、容器を選ぶ際の基本ポイントをわかりやすく解説します。

1.容器の機能とは

最適な容器を選ぶ前に、化粧品における容器の機能を確認しましょう。

①中身を保護する

化粧品は開封してから使い終わるまで、
また使用期限まで品質を保持しなければなりません。

その一端を担うのが容器です。
紫外線、蛍光灯の光、酸素など、外的環境から中身を守る働きをします。

配合している成分によっては、遮光瓶を使用するなど、
中身の特性に合わせた容器を選ぶ必要があります。

②使いやすさ

容器の持ちやすさ、キャップの開けやすさなどの利便性は、
使い手側にとって非常に重要なポイントです。

化粧品を使用するシーンや、保管する場所を考えて、
容器の材質、大きさ、形、硬さなどを決める必要があります。

③デザイン性

容器はブランドのイメージを印象づける大切な要素です。
ターゲットの年齢層、ライフスタイル、嗜好性を加味してデザインすると、
購買意欲を高める要因となります。

2.容器の種類

スキンケアで使用される容器を中心にご紹介します。

・ジャー容器(本体)
ジェル、クリーム、トリートメントなど(粘度が高いもの)

・ボトル容器(本体)→キャップ、ポンプ、ポンプフォーマー
化粧水、乳液、(比較的に粘度が低いもの)、洗顔料、シャンプー、ボディソープ

・チューブ容器(本体)
ジェル、クリーム、日焼け止めなど

・スポイト容器(キャップ)
美容液など

 

【その他の資材】 
容器以外にも、化粧品に付属する資材をご紹介します。

・能書
商品の効能・特徴・使用方法・成分などを説明するための文書やラベルを指します。
イラストを活用して、使う順番、適量、塗り方などを簡潔に記載してあります。

・封印シール
未開封であることを保証し、商品のすり替えを防ぎます。

・シュリンク
商品の外側に薄いフィルムを被せ、熱で収縮させて密着させる包装を指します。
未開封の証明や、汚れなどを防ぎます。

・化粧箱
外部の衝撃や紫外線・湿気から製品を守り、
販売名や全成分表示など、法律に基づいた情報を記載します。

各資材の詳細は用語集にもまとめていますので、
併せてご確認ください。

▶用語集はこちらから

3.容器選びの基本ポイント

容器を選ぶ際には、以下のことに注意しましょう。
すべてのケースに当てはまるわけではありませんので、参考としてご覧ください。

① 使用シーンを想定する

容器を選ぶ際に、誰が、どのような場所で、どのように使用するかをイメージしましょう。
使用シーンにより適した容器が異なります。

例えば、外出先や持ち歩き用であれば、
こぼれにくさ、容器のサイズなどの携帯性を考慮する必要があります。

またシャンプー、ボディソープなど、浴室で使用するアイテムは、
ガラス瓶を避ける傾向があります。
万が一浴室で割れた場合、ガラスの破片が水と同化して見えないため、
ケガをする可能性があるからです。

② バルクの粘度

容器を選ぶ際、バルクの粘度はとても重要です。
それは粘度に応じて、適した容器の種類が異なるからです。

例えば、化粧水のように粘度の低いバルクであればボトル容器、
クリームのように粘度が高いバルクであればチューブやジャー容器が適しています。

「使いやすさ」に直接関わるため、最適な容器であればユーザーの満足度も高めることができます。

③バルクの特性と容器の相性

油分、香料、アルコールが多く配合されていたり、
㏗値が酸性もしくはアルカリ性に寄っているバルクには注意が必要です。

バルクと相性が悪い容器を選ぶと、
漏れ、染み出し、容器の変形、変色、印刷剝れなど、
トラブルの原因になる可能性があります。

クレーム、回収などのトラブルを防ぐためにも、
バルクが決定した際には、容器との相性テストを実施しましょう。

 

4.まとめ

容器はデザイン性が重視される傾向にありますが、
機能性、利便性など、大切な役割があります。

専門的な内容になるため、容器メーカーやOEMメーカーに相談しながら
慎重に選ぶことをおすすめします。

シーエスラボには、容器などの資材に関する専任の担当者がおります。
処方開発から、容器選びまで安心してお任せください。