「時短」「コスパ」「多機能」などの理由から、
根強い人気があるオールインワンゲル。
オールインワンゲルは、
「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」などの機能を
一つに集約したアイテムです。
普段使いから、忙しいときのお助けコスメとして、
常備している方も多いのではないでしょうか。
ゲル特有のみずみずしさや、ぷるんっとしたテクスチャー、
べたつかずしっとりとした使用感も人気の秘訣です。
各ブランドからも年代や肌悩みに応じ、
機能も進化したオールインワンゲルが発売されています。
今回は、オールインワンゲルの種類や、
開発者視点から「ゲル」という剤型の可能性(汎用性)を
わかりやすく解説します。
1. オールインワンゲルの種類
一口にオールインワンゲルと言っても、
使用感、テクスチャー、キー成分、色など、
それぞれに個性(特長)があります。
各ブランドはターゲットとなる年代や肌悩みに応じて、
それらを組み合わせています。
① 若い世代向け
若年層は皮脂分泌量が多く、毛穴汚れも詰まりやすいことから、
さっぱりとした使用感が特長です。
柔らかいテクスチャーで伸びが良く、
べたつかないため男性も使いやすいのがポイント。
テカリやニキビが気になる方は、オイルフリー処方を選ぶと良いでしょう。
② エイジング世代
シワやたるみなど、年齢サインが気になり始める世代には、
保湿力が高く、濃厚な使用感が特長です。
ゲルよりも乳液やクリームに近く、
硬さがあるテクスチャーのアイテムもありますが、
ベタつきが少ないこともポイントです。
③ 医薬部外品
肌悩みに対に積極的にアプローチしたい方には、
効能効果が認められた医薬部外品がおすすめです。
▼肌悩みに対する有効成分はこちら▼
・シワ改善:ナイアシンアミド
・美白:トラネキサム酸、プラセンタ、ビタミンC誘導体
・ニキビ:イソプロピルメチルフェノール、サリチル酸
・肌荒れ予防:グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン
2. 万能なゲル!実は様々なアイテムにアレンジできます
オールインワンゲルのベースになる処方は、
使用感やテクスチャーを変えることで、
美容液、乳液、クリームなどのスキンケア、ボディケアなど、
様々なアイテムに応用することができます。
◆処方例◆
スキンケア:クレンジング、化粧水、美容液、乳液、ゲルクリーム
ボディケア:ハンドゲル、ボディ用ゲル、痩身ゲル、マッサージゲル
スペシャルケア:美容機器・エステ機器対応ジェル、フェイスマスク
3. 処方実績、多数!シーエスラボのゲル処方
シーエスラボは、20年以上の開発実績があり、
使用感やテクスチャーが異なるゲルの処方が豊富にあります。
さっぱり・しっとり(使用感)、
やわらかい・かたい(テクスチャー)に分類しており、
実際にお試しいただき、理想とする処方を見つけて製品化することも可能です。
ターゲットやコンセプトに合わせて、
美容成分や香りを配合しオリジナリティを演出することができます。
■ゲル処方アレンジアイテム
・クイックブレイククリーム(2025年化粧品開発展 人気No.1アイテム)
ゲルクリームを塗り広げると、テクスチャーが美容液状に変化!?
うるおい・美容成分が溢れるドラマティックなクリームです。
・オイルコントロールジェル
「男肌」のための多機能スキンケア。
髭剃り×皮脂コントロール×ソフトフォーカスの超実感処方です。
4. さいごに
今回はオールインワンゲルを開発視点から考察しました。
製品名に「ゲル」や「ジェル」という名称がなくとも、
市場にはゲルをベースとしたアイテムがたくさん存在します。
化粧品製造をご検討されている方は、
実績処方を豊富に持つシーエスラボにお気軽にお問い合わせください。