気になる話題を深堀り!「フェムケア」とは?

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女性誌やSNSでも話題になっている「フェムケア」というワード。
皆さんご存じですか?

“聞いたことはあるけど、実際に使ったことはない”
という方も多いのではないでしょうか?

今回は、「フェムケア」について
時代背景や商品を中心に深堀していきたいと思います。

1.「フェムケア」とは?

「フェムケア」という言葉は、
およそ2020年頃から徐々に認知が広がり、
浸透していった注目トレンドワードです。

Feminine(女性の)とCare(ケア)の造語だと言われています。

明確な定義はないものの、
女性の健康課題の解消につなげるような製品・サービスが多く、
生理、妊娠、不妊、更年期といった、
女性のライフステージの変化にも寄り添っている点が大きな特徴になっています。

バストケアや育毛剤、サプリメントもフェムケアに入ります。

関連ワードとして、
Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語
「フェムテック(Femtech)」があります。

IT(情報技術)などを活用しながら、
同じく女性特有の悩みのケアをしていく商品やサービスをさします。

月経管理や更年期ケア、妊活サポートのアプリなど、
様々な商品やサービスが増えており、勢いがある市場といえます。

2.「フェムケア」が支持される背景

SDGs※目標の一つに
「ジェンダー平等の実現」が掲げられていることからもわかるように、
世界的にジェンダーによる差がない社会を目指す
「ジェンダー平等意識」が高まってきています。

※SDGs(Sustainable Development Goals)とは?
2015年国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発目標」の事

このような社会全体の意識変化の変化に加え、インターネットが発達したことで、
今まで一人で悩んでいた女性特有の悩みに対して
オープンにSNSなどで発信しあえるようになったことが
追い風となっていると感じます。

女性特有の健康問題の解決は、
日本にとっても莫大な労働損失を防ぐことにもつながり、
経済産業省はフェムテック推進に乗り出しています。

3.「デリケートゾーン」とは?

「フェムゾーン(デリケートゾーン)」とは、
女性の生殖機能にも関わる部分で、
その名の通りデリケートな場所です。

皮膚は、まぶたよりも薄く角質層も薄いといわれ、
バリア機能も弱い上に、複雑な構造をしています。

そのうえ、トイレットペーパーや生理用ナプキン、おりものシートなどによる刺激や、
常に覆われているという環境から湿気がこもりやすく、
菌が繁殖しやすい環境でもあります。

実際に、「デリゲートゾーン」のお悩みで多いのが
「ニオイ」「ムレ」「痒み」となっています。

そのため、実際に市場に出ている商品を見ても、
洗い流すタイプの洗浄アイテムが特に多く発売されています。

配合成分を見ていきますと、
ニオイのケアができる「柿タンニン」「茶葉エキス」「植物性グルコマンナン」といった成分、
「ラクトバチルス乳酸菌」などの常在菌にアプローチできる成分などが見られました。

4.女性の人生に寄り添う「フェムケア」

女性の身体はホルモンに左右されることが多く、
揺らぎがちだといわれています。

そういった意味では、
内側からケアして女性に寄り添いサポートする「サプリメント」は
フェムケアらしいアプローチだと思います。

「大豆イソフラボン」「エクオール」「プラセンタ」などが配合された商品は、
更年期前後の女性のサポートアイテムとしても注目されています。

また、最近では、膣内環境を良好にして膣内の調子を整える、
サポート乳酸菌を配合したサプリメントも発売されており、
デリケートゾーンを根本的にケアすることも可能になってきています。

この流れを受け、シーエスラボでもデリケートゾーンに特化した
「フェムケア商品」を現在企画中です。

お肌に優しい使用感にこだわりながら、
女性特有のお悩みを解消するような商品を生み出すべく、
試作を繰り返しています。

ぜひご期待ください!