初めて化粧品を製造する際に、作りたい製品は決まっているが、
発注数量をどうするか悩んだことはありませんか?
これまでは3,000個から注文を承っていたOEMメーカーが多くありましたが、
最近では小ロットの需要が高まり、100個単位で対応できる会社が増えています。
これにより、個人や異業種の会社が化粧品業界に参入するハードルが下がり、
初期投資を抑えテストマーケティングを行いながら、
製品を改良し育てていくアプローチが一般的になってきました。
本記事では、小ロットのメリットとデメリットについて、
わかりやすく解説します。
小ロットのメリット
① 初期費用(投資)を抑えることができる
発注数量が多ければ多いほど、支払いが大きくまとまった資金が必要です。
個人や異業種の企業が参入する際に、大きな投資が必要ではないため、
少ない資金からスタートすることができます。
② 在庫を持つリスクを軽減できる
大量の在庫を持つと、保管するための倉庫、保管料等で費用が発生します。
化粧品の場合は、品質が劣化しないようにしなければなりません。
また小ロットであれば、少量で済むため費用を最小限に抑えることができます。
③ テストマーケティングができる
小ロットであればテストマーケティングに活用することができます。
テストマーケティングで反応が悪かった場合、どこに原因があるか特定し、
化粧品の中身やパッケージデザインの改良、販売方法の見直しを図ることができます。
小ロットのデメリット
① 選択肢が限られる
小ロットの場合は、1から開発するよりも使用できる処方や容器が限られています。
ある程度の選択肢の中から組み合わせて開発していくため、
個性を出しにくく他社との差別化が上手く図れない場合もあります。
② 大ロットと比べると、1個当たりの製品単価が高い
製品単価には、
バルク代や容器代以外にも、人件費や工場の管理費などの費用が含まれています。
これらの費用はロット数により変わらないため、
大ロットよりも小ロットの方が1個当たりの単価が割高になり
利益率が低くなる可能性があります。
化粧品ビジネスをスタートする際には、
「できるだけリスクを抑えたい」と考える方がほとんどだと思います。
小ロットのメリットとデメリットを理解した上で、
自社の予算や販売戦略に合うロットを検討してみてはいかがでしょうか。
小ロットOEMで失敗しないポイント
① ロット別の費用を比較する
まずは、実際にどのくらい単価が違うのかを確認しましょう。
OEMメーカーから見積もりをもらい、
大ロット生産の場合の単価の違いと、利益率を検証しましょう。
② 販売の目的に合った商品化を確認する
たとえ小ロットの化粧品であっても、差別化のない商品は販売に繋がりません。
自社で販売を検討していた商品に近いのか、
訴求を伝えられる差別化された商品かよく検討をしましょう。
③ サポート体制も重要な要素です
製品納品までのサポート体制も重要ですが、
販売後、事業拡大が可能かも確認が必要です。
小ロットから大ロットまでサポートできる体制があると、
安心ですね。
まずは小ロットで始めてみませんか?
シーエスラボでは、
パッケージを変えるだけでオリジナルアイテムとして販売できる
新サービス「パッケージOEM」を、
2025年1月15日から開催される「化粧品開発展」で発表します。
この「パッケージOEM」は、
小ロット・短納期に対応しており、リスクを抑えたい個人事業主や、
細分化した化粧品のニーズを探るテスト販売にも活用いただけます。
アイテムはシーエスラボが強みを持つスキンケアが中心となり、
今後もラインナップを拡充してまいります。
ぜひ、化粧品開発展にお越しください。
お待ちしております。