話題の成分を深堀り!「ナイアシンアミド」をご紹介します

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2024.03.25

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スキンケア

最近よく見る成分「ナイアシンアミド」ってなに?話題の成分を深堀します!

化粧品売り場にいくと「ナイアシンアミド」配合の化粧品を必ずと言ってよいほど目にします。
なんとなく肌に良さそうだけと何に効果があるのかわからない”という方も多いと思います。

今回は「ナイアシンアミド」について効果効能や特徴などを中心に説明していきます。

 

1.「ナイアシンアミド」とは?

ナイアシンアミド」とは、
マルチな美肌効果が期待できるビタミンB群の一種です。

肌への浸透の過程で様々な効果を発揮するのが特徴で、皮膚の表皮上層部ではセラミドの合成を促進し、水分保持の向上に働きかけます。
また、皮膚の真皮ではコラーゲン産生を促し、シワを改善する効果があるとされています。

「シミ予防」「しわ改善」「肌荒れ予防」などの様々なお悩みにアプローチができる成分です。

 

2.「ナイアシンアミド」と「レチノール」

ナイアシンアミド」を高配合したものは、ニキビへの効果も期待できます。
そのため市場でも「ナイアシンアミド」を高配合している商品を、見かけるようになりました。

「レチノール」に比べ、作用が穏やかな為、肌が荒れやすい敏感肌の方にもお使いいただけます。
使用方法も「レチノール」のように注意点がなく毎日使えるため、扱いやすい成分といえます。

「ナイアシンアミド」はじっくりゆっくりと効力を発揮するため、副反応が少ないといわれています。
きちんとお肌の土台を育てていくようなブランドストーリーをつくるなど、
「ナイアシンアミド」の成分特徴をいかした売り方を考えるのも、一つかもしれません。

 

3.「ナイアシンアミド」のウリは多機能性

近年「ナイアシンアミド」配合の化粧品は増加しており、
化粧水、美容液、乳液・フェイスクリーム、ジェル、アイクリームなど
様々なカテゴリーから発売されています。

発売されている商品の訴求ポイントをみていくと、
シミ・しわにアプローチできる“エイジングケア”として、年齢肌が気になる方に向けて発売しているものや、ニキビ・肌荒れ改善、肌に優しい敏感肌向け商品訴求など、マルチなアプローチが見られます。

「ナイアシンアミド」を配合することで、様々な切り口が可能になる
というのは大きな特徴といえます。

 

だからこそ、大切なのはターゲットを明確にすることです。
どのような悩みの方にどのような商品を届けるのか。
というのを開発の段階でしっかりと固めることが重要です。

多機能な「ナイアシンアミド」を配合することで“色々なところにマルチに働きかける”という成分の強みが逆に特徴のない弱い商品になりかねない。という点は開発していく上で注意したいところです。

 

4.「ナイアシンアミド」配合の商品を新しく開発!

今までご説明してきたように、肌への刺激も低く、シミを予防しシワを改善する効果のある「ナイアシンアミド」複合的な肌悩みにアプローチできる頼もしい存在です。

CSラボでも、肌荒れ防止効果をプラスした「ナイアシンアミド」配合の商品を現在企画中です。
みずみずしい使用感にこだわり、使い続けたくなるテクスチャーになるよう試行錯誤し、製品を開発しています。