メンズコスメの今をご紹介いたします

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Z世代を中心にニーズが高まっている「メンズコスメ」。

コロナ禍を経てさらに盛り上がり、インテージの調査によると男性向け化粧品の市場規模は2022年時点で425億円となり、5年前と比べて約1.3倍に増加。

最近では、野球選手の大谷翔平女性向け美容クリームのアイコンになったことが話題となり、メンズコスメ市場の盛り上がりが注目されています。

メンズコスメのはじまり、いま注目したいトレンドをご紹介します。

 

メンズコスメの歴史を振り返ろう

古代エジプトや古代ローマなどの時代、男性も化粧品を使用していました。エジプトのファラオたちはアイライナーや口紅を使用し、髭や頭髪を整えるためにオイルやパウダーを使っていました。

古代ローマでは、男性も香水やオイルを使用していました。

中世ヨーロッパでは、上流階級の男性が香水やポマード(髪のスタイリング剤)を使用していました。フランス王ルイ14世は化粧をしていることでも知られています。

日本におけるメンズコスメは、1972年に資生堂が発売した男性化粧品がメンズコスメの先駆けといわれています。

初心者でもきれいに仕上がる「BBクリーム」はメンズコスメの定番

 

メイクの歴史を変えたといっても過言ではない、韓国発の「BBクリーム」。特に男性のメイクにおいては、青ヒゲやカミソリ負けの傷跡など、男性特有のお肌の悩みをカバーする必須アイテムとなっています。

メンズ向けのBBクリームは、肌のトーン補正や保湿、日焼け止め効果があり、軽いテクスチャーが特徴。これにより、肌の色ムラや乾燥、紫外線からのダメージなどをカバーしながら、自然な仕上がりを実現することができます。

特にメイク初心者にとっては、BBクリームは使いやすいアイテム。軽いテクスチャーのため、塗りやすく厚塗り感がなく、肌になじみやすい仕上がりに。また、カバー力もありながら自然な仕上がりを実現するため、メイクの経験が少ない方でも手軽に使用することができます。

 

ジェンダーレスな時代を反映する「シェアコスメ」

  

「ジェンダーレス」はいまや、世界的なトレンド。特に、コロナ禍によるステイホームの影響で、最近ではカップルや夫婦などが化粧品を共有する「シェアコスメ」がZ世代を中心にブームとなっています。使い切れなかったコスメをシェアすることで、経済的な面でも若い世代に支持されている理由のひとつ。

 

ドラッグストアのコスメだけでなく、デパートの化粧品売場でも、男性や女性を問わず選びやすいシンプルなパッケージの商品が増え、個々の個性やスタイルを邪魔せず、自由に選ぶことができるように。男性が初めて使う場合や、パートナーシェアリングのコスメとして、選択肢が広がっているよう!

 

自由な社会を映し出すメンズコスメ市場の盛り上がり

メンズコスメ市場の盛り上がりは、個々の美容意識やスタイルの多様性を受け入れる社会の変化を反映しています。男性や女性にとらわれず、自由な選択とシェアリングの概念が広がり、これまでの化粧品市場と比較して、より包括的で多様なニーズに対応することが求められているといえるのではないでしょうか。